- NFTの二次流通って何?買い方は?
- ロイヤリティの仕組みが分からない
こんなお悩みを解決します。
- NFTの二次流通とは?
- 二次流通でのNFTの買い方
- NFTのロイヤリティの仕組み・設定
- ロイヤリティ収益がないとどうなる?
- NFTの二次流通の注意点
NFTを始めたいけど、二次流通という聞きなれない言葉に戸惑っていませんか?
簡単に言うと、NFTの中古売買のようなものです。
発売日が過ぎているNFTは、二次流通で購入できます。
この記事を読めば、NFTの二次流通について理解でき、誰でもNFTを購入・出品することができますよ。
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NFTの二次流通とは?
冒頭でもお伝えしましたが、もう一度。
簡単に言うと、NFTの中古売買のようなものです。
NFTを買った人が、別の人に売る。
そんな取引が行われているのが、OpenSeaなどのマーケットプレイスです。
また、マーケットプレイスによってはNFTが売れるたびにNFTの制作者に報酬が入るという仕組みがとられています。
今までの中古販売ではありえなかったことですよね。
二次流通でのNFTの買い方
NFTの買い方は以下6ステップです。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- 仮想通貨取引所でイーサリアムを購入
- メタマスクをつくる
- メタマスクにイーサリアムを送金
- メタマスクとOpenSeaを連携
- OpenSeaでNFTを買う
順番に解説していきます。
仮想通貨取引所で口座を開設する
無料の口座開設がまだの方は、ここでしておきましょう。
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口座開設方法が知りたい方は「【簡単10分】GMOコインの口座開設方法【5ステップで解説】」をご覧ください。
仮想通貨取引所でイーサリアムを購入
口座が開設できたら、イーサリアムを購入しましょう。
イーサリアムの買い方は「【GMOコイン】イーサリアムの購入方法【入金から購入までを解説】」で解説していますので、参考にしてください。
メタマスクを作る
メタマスクとは仮想通貨のためのウォレットです。
NFTを売買・保管するのに必要となります。
「【3ステップで簡単】~仮想通貨ウォレット~メタマスクの作り方」で解説していますので参考にしてください。
メタマスクにイーサリアムを送金
購入したイーサリアムをメタマスクに送金します。
そうすることで、気に入ったNFTを見つけたらすぐ購入できます。
「【GMOコイン】メタマスクへイーサリアムを送金する方法」で送金方法を解説しています。
メタマスクとOpenSeaを連携
メタマスク(ウォレット)が作れたら、NFTを売買できるマーケットプレイスopenseaと連携させます。
「【2ステップ】OpenSea(オープンシー)とメタマスクを連携させる方法」で詳細を解説しています。
OpenSeaでNFTを買う
メタマスクとopenseaが連携できたら、実際にNFTを購入してみましょう。
NFTを購入する際には、ガス代(手数料)が発生します。購入時にガス代の見積もりが表示されるので、どれくらいになっているか、必ず確認するようにしましょう。
まずOpenSeaを開きます。
画面上の検索窓に、ほしいNFTのプロジェクト名を入力します。
偽物のプロジェクトサイトが表示されることもあるので十分に注意して行いましょう。
プロジェクトの公式Discord・Twitterをフォローしているなら、そこから公式リンクをクリックしましょう。
OpenSeaで検索するより安全です。
プロジェクトのサイトに切り替わったら、「Buy Now」にチェックを入れます。
こうすることで、今売られている(買うことができる)NFTのみが表示されるようになります。気に入ったNFTがあったら、クリックします。
詳細画面に切り替わるので、価格を確認し、「Buy Now」をクリックします。
「Complete purchase」をクリックします。
OpenSeaをメタマスクと連携させていれば、このようにメタマスクの画面が表示されます。
ガス代の見積もりと合計が表示されるので、確認して「確認」をクリックします。
これで購入が完了します。
購入したNFTを確認する方法
購入したNFTを確認する方法を解説します。
まずOpenSeaホーム画面右上のアイコンマークをクリックします。
自分のプロフィールページに移動したら、そこで先ほど購入したNFTが確認できると思います。
NFTの二次流通における手数料(ロイヤリティ)
NFTの二次流通のロイヤリティとは
二次流通で作品が売れるとNFT制作者がもらえる報酬のことです。
報酬は二次流通で作品が買われる度に発生します。
NFTの二次流通のロイヤリティの仕組み
NFT購入金額の一部が制作者に支払われる仕組みです。
その結果、二次流通でNFTが買われる度に、制作者に報酬が入ります。
ロイヤリティとしてどれくらい受け取るかは、制作者が決定できます。
NFTを出品するとき、何%を報酬として受け取るかを決定できるからです。
2023年、OpenSeaではNFTを転売する人がロイヤリティを最低0.5%から選べる形となりました。自分で高く設定することはあまりないので、基本的にロイヤリティは0.5%になったと思っていいでしょう。
NFTの二次流通のロイヤリティの相場(OpenSea)
相場は5~10%ほどです。
OpenSeaにおけるロイヤリティは上限10%で、制作者が決めます。
2023年、OpenSeaではNFTを転売する人がロイヤリティを最低0.5%から選べる形となりました。自分で高く設定することはあまりないので、基本的にロイヤリティは0.5%になったと思っていいでしょう。
NFTの二次流通のロイヤリティの設定方法
OpenSeaの公式ページにアクセスしてアイコン→「My Collections」をクリックします。
「Create a Collections」をクリックします。
「署名の要求」が表示されるので、内容を確認し「署名」をクリックします。
「Creator earnings」という項目までスクロールします。
「Add address」をクリックすると、以下の設定ができます。
- ウォレットアドレス
- ロイヤリティ
最後に「Create」をクリックします。
ウォレットアドレスが間違っていると、報酬が受け取れません。
必ずコピペして間違いのないように注意しましょう。
まずはメタマスクを開き「イーサリアムメインネット」になっていることを確認します。
次にメタマスクのアドレスをクリックすることでコピーできます。
NFTの二次流通の売買手数料とは(OpenSea)
マーケットプレイスに支払う手数料です。
購入額の2.5%が手数料としてOpenSeaに支払われます。
【2023年】OpenSeaの手数料について
以下ツイートは、最近OpenSeaから発表された手数料に関する内容です。
内容をピックアップすると、以下の通りです。
- 最低0.5%クリエイター収益モデルに移行
- OpenSeaの手数料 → 期間限定で0%
今回の変更があった背景には、マーケットプレイスの大半がクリエイター収益が全額支払われない・手数料ゼロの環境に移行していることが関係しています。
最低0.5%クリエイター収益モデルに移行
クリエイター(制作者)の収益が基本的に0.5%となりました。
ロイヤリティが0%のマーケットプレイスから買っても、10%のマーケットプレイスから買っても、同じNFTにかわりありません。
買い手からすると、このロイヤリティ(手数料)がないほうが安く買えるので、当然前者を選びます。
こういった形で、ロイヤリティなしのマーケットプレイスへユーザーが流れていることが問題として挙がりました。
その結果、OpenSeaも市場ニーズに合わせることとなったのです。
このモデルは、オンチェーン実施(新旧)のないすべてのコレクションに適用されます。
OpenSeaの手数料 → 期間限定で0%
これに関しては、限定期間が終了するようです。
OpenSea Pro以外の取引手数料は2.5%に戻すと発表がありました。
OpenSea Pro詳細は以下ツイートを参考にして下さい。
【2023年】ロイヤリティ収益がないとどうなるのか
二次流通でNFTを購入する人は、その分安く買えます。
一方、NFT制作者は二次流通の報酬が受とれず、収益が減ります。
その対策としては以下が挙げられます。
- リアルグッズの販売
- 新しいコンテンツの販売
こちらのvoicyでロイヤリティ以外の収益をつくる方法が紹介されていますよ。
今後NFTを販売するなら、ロイヤリティ収益だけで稼ぐのは難しくなりそうです。
いくつかの収益源を用意しておく必要がありますね。
NFTの二次流通の注意点(OpenSea)
NFTの二次流通における注意点をみていきましょう。
制作者側の注意点
制作者側の注意点として以下が挙げられます。
- ロイヤリティの設定は売り手側のオプションに
ロイヤリティの設定は売り手側のオプションに
2023年、最低0.5%のロイヤルティが売り手側のオプションとなりました。
つまり転売する人がロイヤリティを設定するということ。
結果、上限10%で制作者が選べたロイヤリティは実質0.5%になりました。
そしてクリエイター収益は期待できなくなりました。
例)
二次流通で10,000円で販売されているNFTを例に考えてみましょう。
販売価格 | 制作者の報酬 | |
---|---|---|
ロイヤリティ10% | 10,000円 | 1,000円 |
ロイヤリティ0.5% | 10,000円 | 500円 |
これまで10%のロイヤリティを設定していた場合、10,000円の二次流通があれば1,000円の報酬がプロジェクトに入りました。
しかし、これが0.5%ととなれば、500円です。
この差はクリエイターにとってダメージが大きいです。
買い手側の注意点
買い手側の注意点として以下が挙げられます。
- 購入サイトは公式リンクから
- NFTのファウンダーは信用できる人か確認
購入サイトは公式リンクから
購入サイトはできれば公式Discord・Twitterのリンクから開きましょう。
マーケットプレイス(OpenSea)の検索窓でコレクションを検索すると、公式を装った偽サイトが表示される場合があります。
間違えてウォレットを繋いでしまうと、資産を抜かれてしまう可能性があります。
NFTのファウンダーは信用できる人か確認
NFTのファウンダー(制作者)がどんな人かを確認しましょう。
購入するNFTは、誰が作っていて、どんなコミュニティ?
しっかり確認したほうがいいです。
ファウンダーが突然いなくなり、売上金だけを持ち逃げするなんてこともあるようです。
ファウンダーが日々発信しており、今後のプロジェクトの方針が語られているかどうかを確認しましょう。
NFTの二次流通に関するよくある質問
NFTの二次流通のメリットは?
NFTの二次流通のメリットは以下の通りです。
- 好きなイラストを選んで買える
- 安値で買えて稼げる可能性がある
- 制作者に収益が入る
好きなイラストを選んで買える
二次流通では、自分の好きなイラストを買えます。
一時販売では、「何が当たるか分からない」という状態が多いです。
自分で選ぶ楽しさは、二次流通ならではですよ。
安値で買えて稼げる可能性がある
タイミングがよければ、安値で買うことができます。
例えば、私はSPACE CROCOSを二次流通で購入しました。
当時0.0287ETHで出品されていたものを購入。
今の最低価格0.13ETHと比較すると約4.5倍になりました。(2023年4月6日時点)
SPACE CROCOSが気になる方は「【アパレルも人気のNFT】SPACE CROCOS(スペースクロコス)とは?特徴と買い方を徹底解説」も合わせてご覧ください。
二次流通で安いタイミングを狙う方法はこちらを参考にしてみましょう。
リリース直後は盛り上がりとともに価格が急上昇するイメージです。
焦って買うと後悔するかもしれません。
少し様子をみて、落ち着いてきたころを狙う方法がいいかもしれません。
とはいえ、どのプロジェクトも必ず同じパターンとは限りません。参考程度に考えましょう。
制作者に収益が入る
今までのアートでは、中古販売されても制作者に報酬は入りません。
しかしNFTは繰り返し売買されるごとに制作者に報酬が入ります。
これをもとに今後の展開を広げることもできるし、クリエイターが活動しやすい仕組みですよね。
2023年、OpenSeaではNFTを転売する人がロイヤリティを最低0.5%から選べる形となりました。自分で高く設定することはあまりないので、基本的にロイヤリティは0.5%になったと思っていいでしょう。
NFTアートは何がすごい?
NFTアートのすごいところは、デジタルアートに資産価値がつくことです。
今までデジタルアートは、簡単に複製できてしまいした。
しかしNFTは、ブロックチェーンという技術を利用することで、複製・改ざんができない仕組みになっています。
その結果、デジタルアートに資産価値が生まれます。
中にはとても高額になっているものもあります。
こちらは無料のNFTが3900万円で売買されたケースです。
無料のNFTが気になる方は「NFTのフリーミントとは?やり方から注意点まで徹底解説」を参考にしてくださいね。
NFTの出品までの流れは?
NFTを出品してみたいという方は、「【NFTアート】作成方法とおすすめアプリ5選~出品方法も解説~」を参考にしてくださいね。
おすすめのイラストアプリの紹介から出品方法までを解説しています。
まとめ
NFTの二次流通は、NFTの中古販売のようなものです。
制作者にも報酬が入るという点が、今までの転売とは違う点です。
トレーダー、制作者がお互い得をするマーケットは、今後広がってほしいですね。
人気のNFTリリースを逃した方も、二次流通で購入できます。
「二次流通でのNFTの買い方」を確認したい方はこちらから戻れますよ。
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>>「買ってどうする?」NFTアートの使い道10選~NFTアートを楽しもう~
>>【初心者も分かる】NFTプロジェクトのロードマップとは?